両想い【完】
「ふふふっ、あの元気が大好き♪
これで、昔話はおしまい。
だから、私は告白してくれた人も、
他の話の人も、友達にも
自分ができるところまでは真っ直ぐでいたい
そしてわたしも…
解って貰えるようにしていきたい…」
「無理だけはすんなよ?
俺もいつでも話し聞いてやるから」
「うん!ありがと。次、ね…」
そう言うと『ふぅ~』っと大きく息をつき、俺を真剣な瞳で見つめてきた。
いやでもこっちまで緊張する…
「えっとね、春から、
祐君とお友達になれて、
いろんなことをお話ししたり、したよね?
私は、今までにさっきのこともあったし
高1では男子と遊ぶなんてこともなくて…
でも、祐君達と過ごすのはほんとに楽しくて、
いろいろあって…親しさが深くなった、
と思うの…」
「うん…」
「アイスクリームの時も楽しかった、
そしてドキドキ、してた…
練習で1年の女の子に感じたのは…
真琴ちゃんが教えてくれたの…
ヤキモチだって…」
赤い顔をして照れながらも続けてくれる。