両想い【完】
***聡と暁人視点***
3時を過ぎて山野は帰って行った。
「暁人よかったのかよ?送らなくて」
「ん?まぁ~行きたかったけど、
明日の現国マジやばくて、
夏休みに補習組になったら、
そっちのがやだろ?」
「あ~、確かに、講習組とは日にち
違うから遊べないしな。
じゃあ、もう少しやりますかぁ」
「悪りぃな、付き合わせて、
聡の説明分かりやすいし助かるんだ」
そしてさらに5時頃まで続けた。
***
図書館を出てスター○ックスで暁人の奢りでアイスカフェラテを飲みながら話す。
「聡はさぁ、祐と真琴ちゃんと
同中なんだよな?」
「そうだよ、なに?
真琴ちゃん話聞きたいの?」
「それもあるけど、今は祐だよ。
1年のとき、俺ら同クラだったじゃん、
だからさ誰とどんな付き合いしてたか
知ってるだろ?お前はさらに
中学時代も知ってるわけだよな?」
「まぁ、そうだね」
「俺さ、真琴ちゃんがらみで
最近は一緒にいるだろ、
この5人て居心地よくてさ、楽しいわけ。」
「おぅ」
「で、祐とも元々つるんだりしてたし、
楽なんだよなあいつ、
ダチは大事にすんじゃん?女より。」
「あ~そうだな」