両想い【完】


***聡と暁人視点***


3時を過ぎて山野は帰って行った。


「暁人よかったのかよ?送らなくて」


「ん?まぁ~行きたかったけど、
明日の現国マジやばくて、
夏休みに補習組になったら、
そっちのがやだろ?」


「あ~、確かに、講習組とは日にち
違うから遊べないしな。
じゃあ、もう少しやりますかぁ」


「悪りぃな、付き合わせて、
聡の説明分かりやすいし助かるんだ」


そしてさらに5時頃まで続けた。


***


図書館を出てスター○ックスで暁人の奢りでアイスカフェラテを飲みながら話す。


「聡はさぁ、祐と真琴ちゃんと
同中なんだよな?」


「そうだよ、なに?
真琴ちゃん話聞きたいの?」


「それもあるけど、今は祐だよ。
1年のとき、俺ら同クラだったじゃん、
だからさ誰とどんな付き合いしてたか
知ってるだろ?お前はさらに
中学時代も知ってるわけだよな?」


「まぁ、そうだね」


「俺さ、真琴ちゃんがらみで
最近は一緒にいるだろ、
この5人て居心地よくてさ、楽しいわけ。」


「おぅ」


「で、祐とも元々つるんだりしてたし、
楽なんだよなあいつ、
ダチは大事にすんじゃん?女より。」


「あ~そうだな」



< 157 / 364 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop