両想い【完】
「まっ、仲良けりゃいいさ」
「まあな~」
「クラスではどう?」
「あぁ…美愛ちゃんに嫌味いうやつは
何人かいたな…『男騙すな』とか
『いい子演じてバカみたい』とか?」
「美愛ちゃんは?」
「そりゃ美愛ちゃんだぜ、
『騙してない、誤解は説明するから言って』
だし
『私は誰に対しても自分を偽ってない』
ってさ、
きちんと話してたよ。」
「さすがだなぁ」
「あっもちろん、
真琴ちゃんも大活躍だよ?(ニヤ)」
「っ!うるせっ…」
「そっちは?」
「高山がさ、帰りに彼女は
井上かって確認なんかしてさ、
もち祐ははっきり彼女って認めたわけ、
したら周りはさ『高城騙されてる』とか
『祐は遊びだろ』とか、そんなん言ってた。」
「ありゃ、ひでぇ。
まぁ、俺らがなに言ってもダメだろ、
今は特に」
「あの二人見てたらその内分かるだろ…」
「だな、まぁ、なんかありゃ助けるし」
「ん、そうゆ~こと」
それから二人はそれぞれ帰宅していった。
***聡と暁人視点end***