両想い【完】
「悪りぃ、お袋おしゃべりなんだよ」
「祐君!!ありがとう!!」
部屋に入りドアを閉めながら俺が話してると、
パッと振り返り抱きついてきた!!
「うぉっ!どうした?何がありがとうだ?」
抱きつきは嬉しいからもちろん、そのまま受け入れて美愛の腰を抱き寄せる。
「お母さんに会うの、女の子では私、
初めてなんだね?!」
首を傾げて見上げる美愛。
「あぁ!そう、美愛が初めて。
俺、家には連れてきたこともねぇし。」
そう答えるとさらに満面の笑みになりギューっと、俺の胸に顔を埋めながら抱きつく。
「嬉しい…ありがと……」
少し上目使いの眼差しが、なんとも色っぽい…
身長差を埋めるように体と顔を斜めにしながら美愛の顔に近づける。
そしてそのままキス…
さっきのような外ではなくて、俺の部屋…
止まらなくなったらどうしようか…
お袋いるしな…
でも、理性が薄れていく…初めての感覚…
「ゆぅ…く、ぁん……ぁ」
ほんの少しの隙間から舌を入れていくと…
迷ってる感じの舌がそっと俺のに触る、求めてくれてる?そう思ったら止まらなくなる…
だんだん立っていられないのか、しがみついてくるから、支えながら二人しゃがみこむ。