両想い【完】
「うん…」
ハニカミながら笑顔を見せてくれる美愛。
***
時計を確認するとそろそろ美愛を送ったらバイトへ行く時間だ。
「美愛、昨日と今日はほんとにごめんな、
もう、美愛を傷つけることはしない。
俺は美愛だけが好きだ…
だから、これからも俺の傍に…
居てくれ、ますか?」
きちんとしておくべきだって、なんか思った。
これからの未来…
美愛以上に好きになるやつは現れない…
それくらいの想いが溢れてる、
説明は出来ないけど、これだけは
何があっても『絶対』だ…
「はい…
私も祐君だけが大好き…
傍に、居させてください…ありがと…」
こちらに向かせた美愛を抱きしめてから、触れるだけのキスをして、立ち上がらせた。
「5時からバイトだぁ~
バイクで送るから、行こう♪」
「うん♪ありがと」
***
俺んちのマンションをバイクで出て、美愛を家まで送ると、今日も光輝さんが居た。
「んじゃ、また明日、駅でな?」
「うん!バイト、頑張ってね。
いってらっしゃい!」
美愛に見送られバイトへ向かった。
今日はいろいろありすぎた。
悲しませ分かり合い、そして少しキスより進んでしまった…。
さっきの確かめた気持ちを胸にバイトへ急いだ。