両想い【完】
夏休み4・旅行
あれからみんなでファミレスで夕食を食べて、美愛を送り届けた。
夜のメールをみて俺はまた幸せになった。
『今日は祐君の大切な大切な空間で、
素敵な仲間に会わせてくれて
本当に幸せでした、ありがとう。
わかりあえてる感じが、
体が触れてる祐君を通じて私にも伝染!!
楽しかったぁ。また、
たまにでいいから、私も膝に、ね?(//∇//)
そうだ!バイク集まりの時は
今日見たいな格好で合格?
少しは仲間に見えたかな(笑)
お休みなさい』
洋服がシンプルで露出も少なかったのは、男ばかりのバイク集まりだからと、美愛なりに考えてくれていたんだと、嬉しくなる。
明後日をあれこれ想像しちゃいながら眠った。
***
月曜、薄曇りだが、雨は大丈夫そう。
西中央駅で待ち会わせK市に向かった。
一時間半ほどして、ホテルのある駅に着く。
「えっとね、お母さんが送迎があるって…」
美愛はホテルの迎えの車を探してる。
タクシー乗り場の方にみつけ、俺ら以外にも二組乗せて、走り出した。
程なくして車は坂を登りホテルの正面玄関へ。
フロントで名前を言うと、鍵を渡され、荷物はホテルマンが持ってくれたので、俺は美愛の手を引きついていく。