両想い【完】
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誕生日まであと6日
日曜の今日は昼にランチを兼ねてデートだ。
ホテルの話をしようと決めてた。
美愛はどう思うかな…
がっついたやつで、格好悪いとか思われないか、ちょっと心配…
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待ち合わせたカフェに入ると美愛はすでに座っていた。
「美愛」
声をかけて丸いテーブルなので近めに座る。
「なぁ、美愛?22日なんだけどな、
泊まり…とかは無理かな?」
「泊まり…?」
「あぁ…二人でさ、ゆっくり過ごしたくてさ…
××コンチネンタルホテル…予約したんだ。
勝手して悪りぃなぁとは思ったんだけど、
美愛の誕生日…最高の日にしたくて、さ」
しばらく、瞳をクルクルさせて考えているようだったが、頬を染めながらも『大丈夫…』と言ってくれた。
泊まることが、どんなことになるか…想像したんだろうが、少し位は準備してもらわないと、目の前で拒否られたら俺だってキツいし。
ホテルの話しは俺が、美愛のお母さんに連絡し、親からも許可をもらった。
なんだか…『その日に娘さんとHさせていただきます』…って言ってんのとおんなじで、恥ずかしかったが…
そのあとは俺のバイトまでウィンドウショッピングして楽しんだ。