両想い【完】


「今日はずっと一緒だから、
傍に居て守るから」


腰を引寄せ耳元に唇を寄せてそっと囁く。


くすぐったそうに身を揺らしながらも、嬉しそうに微笑む。


「よしっ、回るか!!
どこ行きたい?」


「あのね、ダンス部のステージがあるの!」


***


相変わらず見られて、写真を撮られたりだったが、二人でなるべく気にせず過ごした。


昼頃、美愛がクラスメイトから応援を頼まれ二人で教室へ。


それからすぐにマフィンやクッキーも残り少なく、並んでいる人全ては無理と判断、謝りながら列を解いていく。


1時過ぎ、売り物が完売、一足先に2S2は簡単な片付けをしたら全員が自由行動となった。


***


3時に放送が入り、一般客の退場と4時からの案内がされて、このときだけはしかたなく、別々にクラスメイトの元に。


***


4時少し前、美愛と二人でホールの舞台そでに待機してる。


まずは大学生バンドのライヴが、20分ほどあり、ホール内は何とも言えない興奮状態で、テンションは最高潮。


続いて各クラスの売上、完売時間、集客数などを申告をもとに発表し、1位を表彰。


飲食店部門では、3年のタピオカジュース、イベント部門では、2年の星空迷路がそれぞれ1位に選ばれた。



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