両想い【完】


「あれは俺もキツかった…
初めて美愛が無視したから…」


『ん、酷いね』なんて呟いてまた『ごめんなさい』と顔を見て言ってくれた。


「自分の思いを誤魔化して、素直に
ならずにいたから…
どんどん悪い方に転がった感じ…
もう…こんなのイヤだな…」


「あぁ、俺も…
俺は三日間だけだったけど、苦しかった…
美愛はもっと悩んでたんだよな?
もう、すれ違わないように
伝えること、止めないようにしような?」


「うん、いいことも、悪いことも
二人に関わることは
ちゃんと伝えていく、解ってもらえるまで
それが、私達だよね?」


ベンチに座ったまま、肩を強く抱き寄せて耳元で、『俺の好きを信じて』と呟くと、真っ赤に照れながらも『私の大好きもね』と言い返してきた。


ようやく、自然に笑い合い心を寄せることができた。


***


昼を食べてないので美愛の家に行き簡単に作ってもらい、美愛のバイトまで話をして空白を埋めた。


夜は、バイトが終わる頃に迎えに行き家まで送って明日はX'masの予定を立てようと決めてから別れた。


24日が8時まではバイトの美愛、さて、どうしようかな?

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