両想い【完】
他のやつに案内されて小さめの部屋に一人案内された美愛。
電話でミルクティとプリンが注文され、俺は冷やかされながら、美愛の待つ部屋に持っていった。
「失礼します、お待たせしました
ミルクティとプリンになります。」
少し照れくさかったがいつも通りにいってから、テーブルに置く。
「祐君…カッコいい…」
美愛がぽ~っとした顔で俺を見るから、恥ずかしくなり『あんまり見んな』なんて言ってしまう…
「10時までだから、終わったら送るから、
帰ろうな、明日もあるし、
今日があんま、遅いと父さん
ヤバイだろ?」
「うん、わかった♪
待ってるから、頑張って
歌って待ってるぅ~」
そう言うと数曲選び始めた。
「じゃあな。」
立ち上がってから座る美愛にあわせてかがんで、唇にチュッとする。
「!っ…祐君!?」
瞬時に真っ赤な顔の美愛。
「あと一時間頑張るための充電♪じゃね」
そう言ってささっと部屋から出てしまった(笑)
何を歌って時間を過ごしたのかは結局よくわからなかった。
10時40分、無事に送り届け明日の約束を確認して別れた。
明日は俺はバイトがないから部屋の片付けするかぁ、冬休みは美愛が来るかもしれないしな。