両想い【完】
「おはよ、俺はさっき勝手に
風呂かりたから、美愛もいっといで?
そのままじゃ…服着れないでしょ?(ニヤ)」
「なっ!」
真っ赤になった美愛がシーツだかを体に巻き付け、落ちたものを拾いながら下へ下りていく。
俺は部屋に散らかる処理したやつとかを片付けた。
***
朝まで繋がりながら過ごした俺達は、昼過ぎまでまったりしていた。
美愛父さんは結局、帰宅しなかったようだった。
俺達は和室を片付けて、遅い昼御飯を食べて4時頃にみんなとのX'masパーティーに出掛けた。
***
俺と聡がバイトするカラオケボックスで6人、夕方5時からパーティーが始まる。
「乾杯~!!」
6人目は、聡を好きだと言ってる女の子『篠原加菜(しのはらかな)』。
美愛とは近所で幼馴染みらしく、中学に上がるまではよく遊んでいたらしい。
篠原さんが中学受験し、中高一貫の私立に行ったため、少し付き合いが減ったらしいが、こちらのことは何でも知っているようだったし、山野とは遊んだこともあるそう。
なぜ聡を知り好きになったのか…それを俺はパーティー前に聞いていた。