両想い【完】
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帰りに話を聞くと『女の子の大切な話』と言われ、それ以上はわからなかったが、どうやら彼氏へのバレンタインの相談らしく、美愛に変わったところもなく、安心した。
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2月5日、旅行前日説明会が講堂であった。
『くれぐれも常識を持って行動し……』とかなんとか。
クラスに戻り、パスポートの確認等をして明日のために普段より早い帰宅に。
美愛の家で早めの夕飯を食べさせてもらって帰宅した。
初海外が修学旅行かぁ、美愛は夏休みとか、母さんの仕事に一緒についてイギリスにいったことがあるらしく、3回目なんだって。
理系の俺達だが、会話力は文系のやつらとあまり差がないと思う。
まぁ、なんとかなるだろ。
とにかく、楽しみでしかたない。
二人で買ったお揃いは…歯ブラシやシャンプー、室内用携帯スリッパなんかと、実はパジャマ…。
互いに選びあったのは、自由行動の日に着る服や靴。
『下着は?』って俺がいったら、真っ赤な美愛は『それはまた今度』とか逃げた。
選びたかったなぁ…
俺的には、今まで見たなかで一番好きなピンクのレースの…
やべぇ、まるで変態だ…
明日の為に早めにベッドに入り、無理やり妄想を止めて眠りについた。