両想い【完】
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5月5日の俺の誕生日は、日曜日。
美愛がビターチョコのケーキと俺の好きなハンバーグを作ってくれて、プレゼントは革のブレスレット。
嬉しくてその夜は、寝ることが出来なかった…っていうか、美愛を寝かせることはなく、朝を迎えてしまって、翌日の授業は二人してヤバかった(笑)。
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夏休み、予想通り、俺は夏期講習を受けることにした。
聡と、暁人もだ。
美愛は理系から文系に変えたことて大変らしいが夏は自宅学習で、頑張ってみると言ってた。
で、俺がみられない日には葵を教えて貰うことにした。
ヤキモキ、しないわけじゃないが…葵のことを信頼して、自分の成績のためにもそうした。
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夏から秋、そして冬になり…
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「美愛、どっちから見る?」
今俺と美愛、そして聡はK大学の合格発表掲示板に向かってる。
「別々で、また、ここに集まろ?」
「了解、じゃ、聡、行こう」
俺と聡は理工学部の掲示板へ、美愛は文学部の掲示板へ。
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俺と聡が待っていると、美愛がかなりの勢いでかけてくる。
そして…
「番号…あったよ!!」
抱きつきながら話す美愛。
受け止めながら『俺達もだ!』と大声で答えてた。