両想い【完】
そして、そのまま試合は終了。
5-3
思わず、なりふり構わず応援したくなるような試合と、あいつだった…
ピッチでは互いを讃えて握手し、他のチームとともに、グラウンドを移動した。
久々にサッカーを観て興奮し、熱くなった。
中学生の試合とは思えない、美愛の言う通り見応えのあるものだった。
久しぶりにボールを蹴りたくなる…そんな休日だ。
時計を確認すると12時を過ぎていた。
いよいよ楽しみな時間がやってくる。