座敷わらしのしのぶちゃん♪
「はい、映画とかで…通行人とかやってる人ですよね?」
「そっ。だけどうちは主に一般相手なんだ。例えば、結婚式の人数合わせに行ったりとか…企業のサクラ的なのとか…最近はお葬式も多いかな」
「はあ…」
「で、座敷さん?ん?違ったっけ?」
「や・し・き・は・らですっ!」
またもや奥のデスクでヨネクラさんがニヤついている
「ゴメン、ゴメン。とにかく、仕事内容は理解した?」
「はい…何となく。社長、私にそんな知らない誰かの結婚式に参加したりとか、出来るんでしょうか?」
「ああ、大丈夫。それぞれ役がある人とそうでない人がいて、屋敷さんは後者かな?」
だから、屋敷原だって…
「あまり印象深い人だと顔を覚えられていて何かと厄介な事もあるんだよ。ほら、別の結婚式で偶然会って『この前の結婚式にも出席してたよね』とかね」
「はい…」
「一体、誰の知り合いなんだとかなると面倒で。その点、座敷原さんは向いてると思うこの仕事」
名前、もういいや。座敷原だろうがなんだろうが、就職できるんだし
「あの…、こんな私ですが宜しくお願いします」
こうして私は、冷静な判断が出来ていないまま
この胡散臭い社長と腹黒ネクラの元で働く事になった
「そっ。だけどうちは主に一般相手なんだ。例えば、結婚式の人数合わせに行ったりとか…企業のサクラ的なのとか…最近はお葬式も多いかな」
「はあ…」
「で、座敷さん?ん?違ったっけ?」
「や・し・き・は・らですっ!」
またもや奥のデスクでヨネクラさんがニヤついている
「ゴメン、ゴメン。とにかく、仕事内容は理解した?」
「はい…何となく。社長、私にそんな知らない誰かの結婚式に参加したりとか、出来るんでしょうか?」
「ああ、大丈夫。それぞれ役がある人とそうでない人がいて、屋敷さんは後者かな?」
だから、屋敷原だって…
「あまり印象深い人だと顔を覚えられていて何かと厄介な事もあるんだよ。ほら、別の結婚式で偶然会って『この前の結婚式にも出席してたよね』とかね」
「はい…」
「一体、誰の知り合いなんだとかなると面倒で。その点、座敷原さんは向いてると思うこの仕事」
名前、もういいや。座敷原だろうがなんだろうが、就職できるんだし
「あの…、こんな私ですが宜しくお願いします」
こうして私は、冷静な判断が出来ていないまま
この胡散臭い社長と腹黒ネクラの元で働く事になった