座敷わらしのしのぶちゃん♪












「座敷わらしです!!」











結局、自分で自分の事言っちゃダメだよとか


自虐ネタだとか


散々、みんなに笑われた。


絶対に本当なのに…


まっいっか。


子猫見つけてあげれたし。


一件落着っと。


「よーし、空も明るくなってきたし、そろそろ帰るか。今日は社長の権限で仕事は休みだ。みんなで朝飯食って帰るぞぉ~。」


社長に続いてゾロゾロと遊戯室を後にする。


遊戯室を出ていく瞬間


『またね、おばさん。クスクスッ』


って聞こえた気がした。


振り返っても遊戯室には誰もいない。


「やっぱりね。」


私は誰にも聞こえない声で呟くと遊戯室を後にした。





「ありがとう、座敷わらしちゃん。」
















< 162 / 240 >

この作品をシェア

pagetop