座敷わらしのしのぶちゃん♪
夜になって、リョウさんは本当に私の部屋にやってきた。
昼間のスーツ姿とは違って、パーカーにジーンズというラフな格好のリョウさんは、とてもユニセックスな雰囲気だ。
「遅くなったな。何だ、化粧落としたのかよ。似合ってたのに。」
「おおお、お肌にわわ、悪いですからっ。」
何か…緊張して上手く話せないよ。
今までこんな感じで部屋に二人きりなんてなかったし…
「どどどーぞ、今お茶いれます。」
ってキッチンに立とうとしたら
「座れよ。」
って腕を引っ張られそのままテーブル脇に座らされた。
「・・・・・・・・・・」
二人でいて、こんなに沈黙な事って今までなかったな。
話しにくいよね。
きっと、リョウさんエアーピープル辞めるつもりだ。
だって跡取りなんでしょ?
そしたら、もうこんな風に気安く話せないし………
会えないね………。
「あのさ…俺…」
いけないっ、ボーッとしてた。
「は、はい。な、何ですか?もう、驚きましたよ。そんなすごい大企業の坊っちゃんだなんて…あっ私、確かそこの就職試験落ちましたよ。って言うか書類審査の段階ですけどね…もしかして、書類すら気づいてもらえなかっ……きゃっ!!」
「しのぶっ……。」
もう会えないって思った途端、悲しくなって、鼻の奥がツーンとしてきて、その気持ちをごまかしたくて一気に喋ったらーーー
リョウさんに抱きしめられた。
私は今、リョウさんの腕の中にすっぽりと収まっている。
「もう何も言うな……」
リョウさんは私の顔を覗き込むと知らない内に私の目から溢れていた涙を指で拭き取り
「これ以上何も言うなよ。解ったからーーー」
ってまた言うと、そのまま唇を塞がれた。
昼間のスーツ姿とは違って、パーカーにジーンズというラフな格好のリョウさんは、とてもユニセックスな雰囲気だ。
「遅くなったな。何だ、化粧落としたのかよ。似合ってたのに。」
「おおお、お肌にわわ、悪いですからっ。」
何か…緊張して上手く話せないよ。
今までこんな感じで部屋に二人きりなんてなかったし…
「どどどーぞ、今お茶いれます。」
ってキッチンに立とうとしたら
「座れよ。」
って腕を引っ張られそのままテーブル脇に座らされた。
「・・・・・・・・・・」
二人でいて、こんなに沈黙な事って今までなかったな。
話しにくいよね。
きっと、リョウさんエアーピープル辞めるつもりだ。
だって跡取りなんでしょ?
そしたら、もうこんな風に気安く話せないし………
会えないね………。
「あのさ…俺…」
いけないっ、ボーッとしてた。
「は、はい。な、何ですか?もう、驚きましたよ。そんなすごい大企業の坊っちゃんだなんて…あっ私、確かそこの就職試験落ちましたよ。って言うか書類審査の段階ですけどね…もしかして、書類すら気づいてもらえなかっ……きゃっ!!」
「しのぶっ……。」
もう会えないって思った途端、悲しくなって、鼻の奥がツーンとしてきて、その気持ちをごまかしたくて一気に喋ったらーーー
リョウさんに抱きしめられた。
私は今、リョウさんの腕の中にすっぽりと収まっている。
「もう何も言うな……」
リョウさんは私の顔を覗き込むと知らない内に私の目から溢れていた涙を指で拭き取り
「これ以上何も言うなよ。解ったからーーー」
ってまた言うと、そのまま唇を塞がれた。