座敷わらしのしのぶちゃん♪
「イッターイ!!リョウさん優しくしてくださいって言ったじゃないですかっ。」
あまりの激痛にしのぶの顔が歪む。
「こういうのは一気にやるのがいいんだよ。ひと思いにな。」
「ひどーい!!こんなに痛いなら、止めておけば良かった。」
しのぶの目にうっすらと浮かぶ涙。
「解ったって。泣くなよ。次は優しくするから…なっ?」
「次なんて、もう嫌です…。」
誰もいない昼下がりのオフィスに気まずい空気が流れるーーー
そこへ、空気を変えるべく、胡散臭くも面倒くさくもある
エアーピープルの社長こと戸田 佐助が現れた。
戸田は二人を見るなり
「リョウ………お前、しのぶちゃんになんて事を!しのぶちゃん泣いてるじゃないか!大事な体に傷つけやがって…この野郎っ。」
佐助の拳が固く握りしめられる。
オフィス内に緊張が走るーーーー
「あの~、これいつまで続けます?腹黒ネクラの僕なんかが言うのもなんですが………ピアスの穴、開けるだけですよね?しのぶちゃん♪」
「「「……………………………」」」
腹黒ネクラことヨネクラがデスクに座り、一人でお茶を飲んでいた。
ヨネクラが一体、いつからそこにいたのか誰も知らなかった。
実はヨネクラこそが本当に座敷わらしではないかと三人は心の中で思うと何事もなかったかの様に、また仕事に戻った。
終
あまりの激痛にしのぶの顔が歪む。
「こういうのは一気にやるのがいいんだよ。ひと思いにな。」
「ひどーい!!こんなに痛いなら、止めておけば良かった。」
しのぶの目にうっすらと浮かぶ涙。
「解ったって。泣くなよ。次は優しくするから…なっ?」
「次なんて、もう嫌です…。」
誰もいない昼下がりのオフィスに気まずい空気が流れるーーー
そこへ、空気を変えるべく、胡散臭くも面倒くさくもある
エアーピープルの社長こと戸田 佐助が現れた。
戸田は二人を見るなり
「リョウ………お前、しのぶちゃんになんて事を!しのぶちゃん泣いてるじゃないか!大事な体に傷つけやがって…この野郎っ。」
佐助の拳が固く握りしめられる。
オフィス内に緊張が走るーーーー
「あの~、これいつまで続けます?腹黒ネクラの僕なんかが言うのもなんですが………ピアスの穴、開けるだけですよね?しのぶちゃん♪」
「「「……………………………」」」
腹黒ネクラことヨネクラがデスクに座り、一人でお茶を飲んでいた。
ヨネクラが一体、いつからそこにいたのか誰も知らなかった。
実はヨネクラこそが本当に座敷わらしではないかと三人は心の中で思うと何事もなかったかの様に、また仕事に戻った。
終