ステルラ-stella-[番外]

ウィーン

自動扉が開いた瞬間、何かがこちらめがけて走ってきた。


「わ…」


それはボフンと俺にぶつかる。


「ウィンク?」


「ウルペースってどこ?」


「は?」


俺の胸に顔から飛び込んできたのは(最近仲良くなった)ウィンクで、

俺に用があるんじゃなかったのか?と問いたくなるようなことを口にした。


そもそもウルペース少佐と何の面識が…?


「あいつか…!!」


ウィンクは珍しくひどく怒った様子で、
部外者なのに堂々と会議室に入り、一人の男のもとへ駆けていった。

そして、胸ぐらを激しく掴む。


確かにそいつがウルペース少佐だ。

でも、一体どうしたんだよ。


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