ステルラ-stella-[番外]

「ステルラに何をした?」


クリュっちの声はいつもよりオクターブ低く、
こっちまで身震いしそうなくらい怖かった。


「別に?何も~」


「とぼけるな。電話で悲鳴が聞こえたそうじゃないか」


「え~」


なんだこいつら。
めんどくさっ!!


「まあいい。全員ぶん殴るまでだ」


なんだこいつ。
いさぎよっ!!


「え、何粋がっちゃてんの?こっち四人いるんだよ?分かってる?」


分かってないのはそっちだ。

かなり自信もやる気も満々みたいだけど、
相手はクリュっちだよ?

無理だと思うな~なんて。


…向こうは知るはずもないか。


「まあとりあえず、来てくれておおきに」


< 25 / 52 >

この作品をシェア

pagetop