女って…!
良く見ると

母ちゃんが手に木彫りの熊の置物を持って、立っていました。

頭を押さえて、のた打ち回る男を冷たい目で見下げた母ちゃんは、

ドスのきいた低い声で言いました。

「アタシの大事な娘になんてことすんだい!」

そして、バックから婚姻届を出すと、いきなりビリビリと破きました。

「アンタとなんか結婚しない。出てけ!バカ野郎!」

母ちゃんは男の首根っこをつかみ上げると、玄関のドアを開けて、男を外にポイッ!と捨てました。

ガチャリと鍵をかけ、振り返ってボクらの方を見た母ちゃんは、ニッコリ微笑みます。

「さ、家族水入らずでお茶でも飲むかね。」




(`-д-;)<女って、ツヨイお!
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