女って…!
・・・あれ?

ボクはある日、ふと思いました。


そういえば最近、告白されなくなった。

きっと、断り続けているのが知れ渡って、誰も言ってこなくなったんだろう。

そう思って、ボクは胸を撫で下ろしていました。


いつものように廊下で細川君と話していると、

「クスクス・・・」

と笑う声が聞こえました。

最初は気にもしませんでしたが、

何人もの女の子が笑いながら通り過ぎて行くので、さすがに気になりました。

「ねぇ?俺ら何で笑われてんの?」

細川君がひとりの女の子に話しかけると、女の子は「ギャー!」と叫んで、こう言いました。

「だってアンタ達、デキてんでしょ!?」

「はぁ?何言ってんの?」

ボクがそう言い返すと、女の子はいぶかしげな顔で言いました。
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