女って…！

無料で合コンに参加するボク。

まぁ、そのかわり、細川君のバイクの部品はボクがヒデさんに頼んで安くしてもらってるので、プラマイゼロでしょう。


「ヒョ～！今日はパイオツカーデーのチャンネーが多くてウレピー！！」

すっかりできあがった細川は、気持ち悪さ炸裂です。

細川君に彼女ができないのは、こーゆう人間だからでしょう。


「北見沢クン、私、初めましてだよね？」

一人黙々と飲んでるボクに、その場で一番かわいい子が話しかけてきました。

でもボクは、特に興味もありません。

「そーだね」

テキトーに返事をすると、彼女はボクにこっそり耳打ちしてきました。

「ね？２人で抜け出さない？」