女って…!
「ハイ、タイヤの空気圧チェック終わりました」

「アラ、早いわね。おいくら?」

「大丈夫です、無料ですから!」

「そうなの?それは助かるわ。じゃまた来るわね!」

「ありがとうございました!お気をつけて!」


ヒデさんの店に就職させてもらったボクは、充実した毎日を送っていました。

もっと経験を積んで、ヒデさんの片腕になるのがボクの夢です。


2階の住居に繋がる階段から、パタパタパタと足音が聞こえました。

「ヨシヒロおじちゃん!」

「おお!マイ!」

姉ちゃんの子供の舞が、はじけるような笑顔で赤いランドセルをしょっています。

「見て!買ってもらったの!」

小さい体に、まだ大きいランドセル。

「よかったなぁ!もうすぐ1年生だもんな!」

舞の頭をグリグリ撫でていると、姉ちゃんが小さい女の子を抱っこして降りてきました。

「ヨシヒロおいちゃん!」

「ユイ~!」

結は両手を広げて待っているボクめがけて、タッタッタと走ってきます。

「ユイはね、ほいくえんにいくの!」

大きい目をキラキラさせて、満面の笑顔の結。

ヒデさんが言います。

「ヨシヒロ、お前モテモテだなぁ!」

「こんな小さい女からも好かれるんだね!」

姉ちゃんは愛娘達を見ながら、微笑んで言います。


(*´ω`)<女の子は、カワイイお!


「ねぇ、ヨシヒロって、まさかロリコンじゃないよね?」

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