女って…!
ボクはきちんと制服を着こなし、学校指定の白い靴下と運動靴で登校します。
目標は、『パンチラシーンに遭遇せず、3年間すこやかに過ごす』です。
家に帰り玄関のドアを開けると、煙草の煙で前が見えません。
騒々しい音楽がガンガンと鳴っていて、それに負けないくらいゲラゲラと笑う声が聞こえます。
ふすまをガラッと開けると、4畳半の部屋に5、6人の女の人が密集していました。
「あ、ヨシヒロ!」
姉ちゃんのケイコが煙をフーッと吐き出し、
「学校行ったんだ、エライじゃ~ん」
姉ちゃんの“マブダチ”のクミコさんがチューハイを飲んでます。
「なに?コイツ、ケイコの弟?」
金髪アフロの人がボクを指さし、
「バリバリおいしそーじゃん!」
女子プロの悪役みたいなメイクをした人がベロンと舌なめずりしています。
そうです。
姉ちゃんは立派な昭和のヤンキーになっていました。
目標は、『パンチラシーンに遭遇せず、3年間すこやかに過ごす』です。
家に帰り玄関のドアを開けると、煙草の煙で前が見えません。
騒々しい音楽がガンガンと鳴っていて、それに負けないくらいゲラゲラと笑う声が聞こえます。
ふすまをガラッと開けると、4畳半の部屋に5、6人の女の人が密集していました。
「あ、ヨシヒロ!」
姉ちゃんのケイコが煙をフーッと吐き出し、
「学校行ったんだ、エライじゃ~ん」
姉ちゃんの“マブダチ”のクミコさんがチューハイを飲んでます。
「なに?コイツ、ケイコの弟?」
金髪アフロの人がボクを指さし、
「バリバリおいしそーじゃん!」
女子プロの悪役みたいなメイクをした人がベロンと舌なめずりしています。
そうです。
姉ちゃんは立派な昭和のヤンキーになっていました。