学園スパイラル-女医の襲撃-
「この岩について話し合ってたでしょ!?」
「そうなんです。誰がここに運んだのか解らなくて」
丁寧な匠の言葉に一瞬、その切れ長の瞳を見つめてしまう。
しかし、頭を振って我に返るとギロリと睨み付けた。
「遊ぶ範囲がなくなるって言ったわね」
「うん。中庭は俺たちのくつろぎ場所だからさ」
「えっ?」
「それに、こんな大きな物体をここに置いておく訳にもいかないでしょう?」
「え、ええそうね……」
遊ぶ範囲が狭くなるってそういう意味だったの? 志保は毒気を抜かれたように呆然と立ちつくした。
「そうなんです。誰がここに運んだのか解らなくて」
丁寧な匠の言葉に一瞬、その切れ長の瞳を見つめてしまう。
しかし、頭を振って我に返るとギロリと睨み付けた。
「遊ぶ範囲がなくなるって言ったわね」
「うん。中庭は俺たちのくつろぎ場所だからさ」
「えっ?」
「それに、こんな大きな物体をここに置いておく訳にもいかないでしょう?」
「え、ええそうね……」
遊ぶ範囲が狭くなるってそういう意味だったの? 志保は毒気を抜かれたように呆然と立ちつくした。