学園スパイラル-女医の襲撃-
「彼は我が学園の優等生だよ。遅刻も欠席もいじめもない」
「そういう問題ではないでしょう!? 昨晩の寮の花火事件はどうなんですか!」
白衣を乱暴に整え、志保は園長を睨み付ける。
「怪我人も苦情も無い。それをどう処罰をすると?」
「……っ」
口を開きかけたが、志保は諦めたように深い溜息を吐き出すと、目を閉じて頭を横に振った。
「解りました。失礼します」
無言で優しく頷く園長を一瞥し、部屋をあとにする。
「そういう問題ではないでしょう!? 昨晩の寮の花火事件はどうなんですか!」
白衣を乱暴に整え、志保は園長を睨み付ける。
「怪我人も苦情も無い。それをどう処罰をすると?」
「……っ」
口を開きかけたが、志保は諦めたように深い溜息を吐き出すと、目を閉じて頭を横に振った。
「解りました。失礼します」
無言で優しく頷く園長を一瞥し、部屋をあとにする。