A-YA-KA-SHI☆バスター!!
Act.8 【必然】
夏休みも終わり、目の前の海もずいぶんと落ち着いた。
あれからしばらくは、普通に夜中に徘徊する低級なアヤカシを退治する以外、何もない日々が続いていた。
一夏が過ぎた今では喫茶店『free‐time』の認知度も上がったようで、常連客が毎日のように、ランチを食べに来てくれる。
「ねぇねぇ、明日の定休日、みんなでどこか行こうよ」
客足も減った昼過ぎにそう提案したのは美樹だった。
「もう夏休みも終わりだし、みんなが働いてくれたおかげで売り上げも良かったし。できれば泊まりがけで旅行でも」
「おっ、いいねぇ~!」
真っ先に話に乗ってきたのは、直接あまり売り上げに貢献していない彩だった。
「でも、どこに行くの?」
諒が洗った食器を棚に戻しながら、悠が聞く。
「温泉」
「遊園地!」
諒と彩が同時に言った。
う~、と睨み合う二人。
あれからしばらくは、普通に夜中に徘徊する低級なアヤカシを退治する以外、何もない日々が続いていた。
一夏が過ぎた今では喫茶店『free‐time』の認知度も上がったようで、常連客が毎日のように、ランチを食べに来てくれる。
「ねぇねぇ、明日の定休日、みんなでどこか行こうよ」
客足も減った昼過ぎにそう提案したのは美樹だった。
「もう夏休みも終わりだし、みんなが働いてくれたおかげで売り上げも良かったし。できれば泊まりがけで旅行でも」
「おっ、いいねぇ~!」
真っ先に話に乗ってきたのは、直接あまり売り上げに貢献していない彩だった。
「でも、どこに行くの?」
諒が洗った食器を棚に戻しながら、悠が聞く。
「温泉」
「遊園地!」
諒と彩が同時に言った。
う~、と睨み合う二人。