A-YA-KA-SHI☆バスター!!
Act.9 【告白】
風はさっきよりもますます強くなってきていた。
それと比例するように美樹の胸騒ぎも大きくなっていき、黙って出掛けた三人のことが気になって仕方がない。
こんな風に不安に感じる原因は、ただ1つ。
「・・・また、来たんですね?」
美樹は、婦人の方に向き直って言った。
少し目を伏せて、婦人は頷く。
そして付け加えた。
「正確には、私たちのほうが、敵の近くに出向いたということになるわ」
「・・・どういうことですか?」
「あなたの『能力』よ」
婦人の言葉に、美樹は絶句した。
「私、の・・・?」
「えぇ。まだ無意識なんだろうけれど・・・」
何故、今日この場所に来たのか。
決めたのは自分。
でも、アヤカシがいるなんて思ってもみなかった。
ただ、みんなと一緒に・・・。
「私・・・ただ・・・」
ぎゅっと唇を噛む。
自分のせいで、またみんなを危険な目に合わせてしまったのか。
自分がみんなを戦わせている。
どうしてこんな・・・。
それと比例するように美樹の胸騒ぎも大きくなっていき、黙って出掛けた三人のことが気になって仕方がない。
こんな風に不安に感じる原因は、ただ1つ。
「・・・また、来たんですね?」
美樹は、婦人の方に向き直って言った。
少し目を伏せて、婦人は頷く。
そして付け加えた。
「正確には、私たちのほうが、敵の近くに出向いたということになるわ」
「・・・どういうことですか?」
「あなたの『能力』よ」
婦人の言葉に、美樹は絶句した。
「私、の・・・?」
「えぇ。まだ無意識なんだろうけれど・・・」
何故、今日この場所に来たのか。
決めたのは自分。
でも、アヤカシがいるなんて思ってもみなかった。
ただ、みんなと一緒に・・・。
「私・・・ただ・・・」
ぎゅっと唇を噛む。
自分のせいで、またみんなを危険な目に合わせてしまったのか。
自分がみんなを戦わせている。
どうしてこんな・・・。