A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「まだ、無意識なんでしょうけど」
婦人が言った。
「あなたには、何かの力があるのは間違いない。でもそれが、どういう力なのかは分からないけどきっと、何年も、何百年も保たれてきた私達の均衡をあなたは崩してくれる。そんな気がするの」
耳を塞ぐ。
婦人の言葉が胸に突き刺さる。
聞きたくない。
「だからあなたは、“切り札”」
「・・・え?」
思いもしなかった言葉に、美樹は顔を上げる。
「もうずいぶん長い間・・・争う事を続けてきたわ」
婦人はそう言って、窓の外を見た。
風はおさまる気配を見せない。
今頃、みんなは・・・。
「だけどもう、限界が近づいてる・・・私達も向こうも」
言葉の意味が分からず、美樹は不思議そうに婦人を見つめる。
「これからどうなるかまだ分からないけれど、私たちはあなたに賭けてみたいの」
「本当にわたし、何もできないんです」
頭の中がぐちゃぐちゃで、何て言っていいのかわからない。
婦人が言った。
「あなたには、何かの力があるのは間違いない。でもそれが、どういう力なのかは分からないけどきっと、何年も、何百年も保たれてきた私達の均衡をあなたは崩してくれる。そんな気がするの」
耳を塞ぐ。
婦人の言葉が胸に突き刺さる。
聞きたくない。
「だからあなたは、“切り札”」
「・・・え?」
思いもしなかった言葉に、美樹は顔を上げる。
「もうずいぶん長い間・・・争う事を続けてきたわ」
婦人はそう言って、窓の外を見た。
風はおさまる気配を見せない。
今頃、みんなは・・・。
「だけどもう、限界が近づいてる・・・私達も向こうも」
言葉の意味が分からず、美樹は不思議そうに婦人を見つめる。
「これからどうなるかまだ分からないけれど、私たちはあなたに賭けてみたいの」
「本当にわたし、何もできないんです」
頭の中がぐちゃぐちゃで、何て言っていいのかわからない。