A-YA-KA-SHI☆バスター!!
Act.2 【新生活】
何がなんだか全く分からないまま悠と諒、彩の3人と一緒に暮らすようになって1週間が過ぎた。
小さな生活用品は毎日コツコツと買い揃えていたが、足りない分は明日の定休日にまとめて買い込む予定になっている。
「美樹ちゃん、三番さんにフルーツパフェ追加ね」
悠がトレイを片手に、ウインクをこちらによこす。
諒と二人で、この喫茶店『free‐time』を手伝うのだそうだ。
「まぁ・・・ね」
冷蔵庫から生クリームを取り出しながら、美樹は小さくため息をついた。
今は夕方。近くにある女子高の生徒たちが押し寄せ、なかなかの盛況ぶりを見せている。
そりゃあ、こんな背の高いイケメンがいるんだから、この女子高生達が二人の周りできゃあきゃあ言うのも分かる。
――・・・だが。
「美樹ぃ、風呂の洗剤、どこにあったっけ?」
「あ、彩さんだ!!」
ちょこっと店に顔を出した彩にまでキャーキャー言う女子高生の気持ちだけは、全く分からない。
「モテるなぁ、彩は」
にこにこしながらそんな光景を見つめる悠。
諒はというと、さっきから黙々と食器洗いに専念している。
小さな生活用品は毎日コツコツと買い揃えていたが、足りない分は明日の定休日にまとめて買い込む予定になっている。
「美樹ちゃん、三番さんにフルーツパフェ追加ね」
悠がトレイを片手に、ウインクをこちらによこす。
諒と二人で、この喫茶店『free‐time』を手伝うのだそうだ。
「まぁ・・・ね」
冷蔵庫から生クリームを取り出しながら、美樹は小さくため息をついた。
今は夕方。近くにある女子高の生徒たちが押し寄せ、なかなかの盛況ぶりを見せている。
そりゃあ、こんな背の高いイケメンがいるんだから、この女子高生達が二人の周りできゃあきゃあ言うのも分かる。
――・・・だが。
「美樹ぃ、風呂の洗剤、どこにあったっけ?」
「あ、彩さんだ!!」
ちょこっと店に顔を出した彩にまでキャーキャー言う女子高生の気持ちだけは、全く分からない。
「モテるなぁ、彩は」
にこにこしながらそんな光景を見つめる悠。
諒はというと、さっきから黙々と食器洗いに専念している。