A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「美樹ぃ~」


 彩が、すがるような目で美樹を見つめる。


「・・・・・・」


 実は、美樹は大の猫好き人間なのだ。
 もふもふして、小さいだけで可愛いのに。


「なぁ、だっこする?」


 諒に半ば強引に手渡される。
 ふかふかして気持ちいい。
 だが、とても痩せている。


「ミルク、飲むかなぁ・・・」


 心の中で、もうダメだ、と呟く。
 結局、店の中には入れないという条件で飼うことに決めた。
 子猫は汚れていたが、体を洗うと嘘みたいに真っ白になった。
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