A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「名前、どうしようか?」


 悠が言った。
 一時間もの議論の末、結局『太郎』と命名される。(オスだから、と強引に彩が決めた)
 ――その夜。
 太郎と一緒にベッドの中に入った美樹は、なんだかとても幸せな気分だった。


「誰かがそばにいるっていいよね。おまえも、一人じゃなくなって良かったね」


 太郎は気持ちよさそうにまるくなっている。
 そしてそのまま、いつの間にか、眠りについた。
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