A-YA-KA-SHI☆バスター!!
だがどうやら、今日も何も動きはない。
もうすぐ朝になろうとしていた。
もう帰ろうかと思ったその時、玄関が開いて友香が出てきた。
学校に行くには早すぎる時間なのだが、制服姿だ。
「朝の散歩か?」
海とは逆の方角、街の方に向かって歩いていく友香。
ちらりと、こっちを見た。
彩は思わず舌を出す。
「バレてた」
こうなったら、あからさまに追いかけてやる、と、彩は走り出す。
「今日こそは捕まえてやるからな!」
気合いを入れる。
だがやはり、友香には追い付けない。
視界にその姿を確認するたびに、友香は『消える』。
そしてしばらくすると、また現れる。
「普通の人間じゃないんなら、最初から言えよな」
彩は走る速度を上げた。
もう殆ど、全力疾走と言っていい。
だが、街に入った途端に、また見失う。
もうすぐ朝になろうとしていた。
もう帰ろうかと思ったその時、玄関が開いて友香が出てきた。
学校に行くには早すぎる時間なのだが、制服姿だ。
「朝の散歩か?」
海とは逆の方角、街の方に向かって歩いていく友香。
ちらりと、こっちを見た。
彩は思わず舌を出す。
「バレてた」
こうなったら、あからさまに追いかけてやる、と、彩は走り出す。
「今日こそは捕まえてやるからな!」
気合いを入れる。
だがやはり、友香には追い付けない。
視界にその姿を確認するたびに、友香は『消える』。
そしてしばらくすると、また現れる。
「普通の人間じゃないんなら、最初から言えよな」
彩は走る速度を上げた。
もう殆ど、全力疾走と言っていい。
だが、街に入った途端に、また見失う。