A-YA-KA-SHI☆バスター!!
 中川美恵子と言い、悠や諒、彩と言い、最近は不思議な出会いばかりだけれど。
 何故か、それが心地よく感じる。
 美樹は、くすっと笑う。


「大丈夫。みんなといると寂しくないもの。確かに最初はびっくりしたけど・・・今は、こっちからお願いしたいくらいよ」


 美樹の言葉に、彩はゆっくりと顔を上げた。


「ありがと。これからもよろしくね、美樹」
「こっちこそ」
「さ、買い物いこ!」


 そう言って、二人は車を降りた。



☆   ☆   ☆



「はぁぁあ・・・つ、疲れた・・・」


 ショッピングモール内の喫茶店に入った途端、彩はぐったりと仰け反るように椅子にもたれかかる。
 反対に美樹は、楽しそうにメニューを開き、何かおいしいスイーツはないかと探していた。
 そんな美樹を、彩はちらりと見て。


「全然疲れてないみたいだね」
「何で? すっごく楽しかったじゃない」


 美樹がこれほど買い物好きとは思わなかった。
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