A-YA-KA-SHI☆バスター!!
Act.14 【想い】
結局その日、美樹は部屋から出てくることはなかった。
お店も営業することが出来ずに、喫茶店『free‐time』の看板は店の中にしまわれたままだった。
雨は1日降り続け、夜になってもやみそうにない。
「どうだった、悠?」
食事を持って美樹の部屋に行った悠に、彩が聞いた。
「反応なし、だね」
トレイに乗せたサンドイッチに視線を落とし、悠はため息をついた。
「あーもう! あのキザ野郎、マジでムカつく!!」
右手の親指を噛みながら、彩はイライラと呟く。
そして、庭に続くテラス戸から外を見て。
「今日も、かよっ!!」
吐き捨てて、彩は立ち上がる。
「ちょっと待て・・・って、もう行ったか」
軽くため息をついて、諒も立ち上がった。
昨日と同じ、アヤカシの群れ。
相手はどうやら、こっちの体力が回復しないように、毎晩人海戦術を仕掛けて来る気らしい。
お店も営業することが出来ずに、喫茶店『free‐time』の看板は店の中にしまわれたままだった。
雨は1日降り続け、夜になってもやみそうにない。
「どうだった、悠?」
食事を持って美樹の部屋に行った悠に、彩が聞いた。
「反応なし、だね」
トレイに乗せたサンドイッチに視線を落とし、悠はため息をついた。
「あーもう! あのキザ野郎、マジでムカつく!!」
右手の親指を噛みながら、彩はイライラと呟く。
そして、庭に続くテラス戸から外を見て。
「今日も、かよっ!!」
吐き捨てて、彩は立ち上がる。
「ちょっと待て・・・って、もう行ったか」
軽くため息をついて、諒も立ち上がった。
昨日と同じ、アヤカシの群れ。
相手はどうやら、こっちの体力が回復しないように、毎晩人海戦術を仕掛けて来る気らしい。