A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「え?」
「みんなには、分からない・・・」
「だから、何を・・・」
「わたしだってみんなの役に立ちたいよ・・・いつもいつも守られてるだけで・・・それだけじゃなくて、わたしが、危険なことに巻き込んでる」
「美樹? 何を言って」
よく聞いてないと美樹の言葉を理解することが出来ない。
いや、理解出来たとしても、きっとそれは間違っている。
それを彩が口に出す前に、美樹は更に続けた。
「彩はいいよね・・・ちゃんと自分の力を思い通りに使えてるから。でもわたしは」
「違う!」
美樹の言葉を最後まで聞きたくなくて、彩は声を荒げた。
だが否定したものの、何をどう伝えたらいいのか分からない。
「誰もそんなこと、思ってない!」
「思ってなくても、今だって・・・みんな、疲れてるのに・・・」
外には、今日もアヤカシが集まりつつある。
美樹は一瞬、彩と視線が合った。
心配そうに、こっちを見ている彩。
その視線を避けるように目を逸らすと、彩の腕を振り払い、テラスから庭に出た。
「みんなには、分からない・・・」
「だから、何を・・・」
「わたしだってみんなの役に立ちたいよ・・・いつもいつも守られてるだけで・・・それだけじゃなくて、わたしが、危険なことに巻き込んでる」
「美樹? 何を言って」
よく聞いてないと美樹の言葉を理解することが出来ない。
いや、理解出来たとしても、きっとそれは間違っている。
それを彩が口に出す前に、美樹は更に続けた。
「彩はいいよね・・・ちゃんと自分の力を思い通りに使えてるから。でもわたしは」
「違う!」
美樹の言葉を最後まで聞きたくなくて、彩は声を荒げた。
だが否定したものの、何をどう伝えたらいいのか分からない。
「誰もそんなこと、思ってない!」
「思ってなくても、今だって・・・みんな、疲れてるのに・・・」
外には、今日もアヤカシが集まりつつある。
美樹は一瞬、彩と視線が合った。
心配そうに、こっちを見ている彩。
その視線を避けるように目を逸らすと、彩の腕を振り払い、テラスから庭に出た。