A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「ごめんな・・・みんな、あたしが悪いよね。今さらだけど・・・ううん、今だから言えるんだ」


 彩は、友香に近付く。


「友達に、なってくれるかな・・・」


 そう言って、彩は友香を抱き締めた。
 友香は動かない。


「甘いわね」


 蘭は言った。


「本当・・・人間ってバカで自分勝手で、何も出来ない癖に言い訳だけは達者で」


 蘭の手の平に、小さな赤い光が出来ている。
 彩は、友香を庇うように両手を広げて、防御の壁を作ろうとした。
 だが、その手を友香が掴む。 


「友香、やめ・・・っ!!」


 蘭の放った光は、真っ直ぐにこっちに向かって飛んでくる。
 このままじゃまともに当たる。
 そう思った時、友香は彩を押し退けた。
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