A-YA-KA-SHI☆バスター!!
Act.16 【決戦】
息が切れる。
人混みを何とか抜けた彩は、やっと防波堤の入り口にたどり着いた。
この先には、美樹がいる。
彩は、ジーンズのポケットから美樹の携帯を取り出した。
何故か、悠と諒、そして彩の3人の写真が待ち受けになっていて。
それを見て、くすっと笑う。
携帯の時計は、夜11時を表示していた。
「あと、一時間・・・」
時間は刻々と過ぎていく。
彩は携帯をしまうと、少し埠頭を振り返った。
時折、激しい閃光が走っている。
今までとはケタ違いの、激しい戦闘だ。
漠然と感じる不安は消えないが。
「時間がない・・・美樹・・・!」
彩はまた、走り出す。
灯台に近付くに連れて、だんだん空気が重くなっていくのを感じた。
あのマンションの時と同じだ。
身体中にまとわりつくような、気持ち悪い空気。
だが立ち止まる訳には行かない。
一歩進もうとしたその時、彩の胸を、何かが突き刺すような痛みが走った。
人混みを何とか抜けた彩は、やっと防波堤の入り口にたどり着いた。
この先には、美樹がいる。
彩は、ジーンズのポケットから美樹の携帯を取り出した。
何故か、悠と諒、そして彩の3人の写真が待ち受けになっていて。
それを見て、くすっと笑う。
携帯の時計は、夜11時を表示していた。
「あと、一時間・・・」
時間は刻々と過ぎていく。
彩は携帯をしまうと、少し埠頭を振り返った。
時折、激しい閃光が走っている。
今までとはケタ違いの、激しい戦闘だ。
漠然と感じる不安は消えないが。
「時間がない・・・美樹・・・!」
彩はまた、走り出す。
灯台に近付くに連れて、だんだん空気が重くなっていくのを感じた。
あのマンションの時と同じだ。
身体中にまとわりつくような、気持ち悪い空気。
だが立ち止まる訳には行かない。
一歩進もうとしたその時、彩の胸を、何かが突き刺すような痛みが走った。