A-YA-KA-SHI☆バスター!!
嘔吐感は止まらない。
彩にはそれがこの空気のせいなのか、悲しみのせいなのか、怒りのせいなのか分からなかった。
だが今は、そんなことはどうでもいい。
彩は歯を食い縛り、立ち上がろうとする。
「あたしは灯台に用事があるんだよ。そこをどきな」
なかなか言うことを聞いてくれない身体。
頼む動いて、と彩は心の中で願う。
「・・・鍵の覚醒の邪魔をするというなら、容赦はしない」
アヤカシは冷ややかに言った。
「何が鍵だ!! 美樹はそんなんじゃない!!」
「あれは、我らの戦いの重要な鍵だ。あの力を覚醒させ、我が物にすれば・・・」
「させるかよ」
彩は立ち上がる。
ようやく全貌が見えた気がした。
和也は、美樹の力を覚醒させることが出来る。
それをこのアヤカシは狙っているのだ。
最早どっちがどっちを利用しているかなんて関係ない。
彩にはそれがこの空気のせいなのか、悲しみのせいなのか、怒りのせいなのか分からなかった。
だが今は、そんなことはどうでもいい。
彩は歯を食い縛り、立ち上がろうとする。
「あたしは灯台に用事があるんだよ。そこをどきな」
なかなか言うことを聞いてくれない身体。
頼む動いて、と彩は心の中で願う。
「・・・鍵の覚醒の邪魔をするというなら、容赦はしない」
アヤカシは冷ややかに言った。
「何が鍵だ!! 美樹はそんなんじゃない!!」
「あれは、我らの戦いの重要な鍵だ。あの力を覚醒させ、我が物にすれば・・・」
「させるかよ」
彩は立ち上がる。
ようやく全貌が見えた気がした。
和也は、美樹の力を覚醒させることが出来る。
それをこのアヤカシは狙っているのだ。
最早どっちがどっちを利用しているかなんて関係ない。