A-YA-KA-SHI☆バスター!!
☆ ☆ ☆
灯台の外に出ると、そこには人だかりが出来ていた。
埠頭にいた人間たちが、こっちに押し寄せてきている。
「何で・・・何でこいつら、元に戻ってないの!?」
アヤカシは倒した筈なのに、人々はまだ正気に戻っていない。
殺気を剥き出しにして、彩と美樹に襲い掛かろうとする。
「きっとまだ操られていた余韻が残っているのね・・・でも大丈夫」
美樹はそう言うと、灯台の外側をぐるりと回るように建て付けられている階段を登り始めた。
訳が分からないまま、彩もその後に続く。
灯台の一番上まで登ると、美樹は目を閉じた。
みるみるうちに、美樹の身体から細かい光が溢れ出す。
「美樹・・・?」
呆然と、彩は美樹を見つめた。
悠の癒しとはまた違う感覚。
光の粒子は、どんどん人混みに吸い込まれていく。
美樹が目を開けた時には、防波堤全体を埋め尽くしていた人の群れは、徐々に帰っていく。
灯台の外に出ると、そこには人だかりが出来ていた。
埠頭にいた人間たちが、こっちに押し寄せてきている。
「何で・・・何でこいつら、元に戻ってないの!?」
アヤカシは倒した筈なのに、人々はまだ正気に戻っていない。
殺気を剥き出しにして、彩と美樹に襲い掛かろうとする。
「きっとまだ操られていた余韻が残っているのね・・・でも大丈夫」
美樹はそう言うと、灯台の外側をぐるりと回るように建て付けられている階段を登り始めた。
訳が分からないまま、彩もその後に続く。
灯台の一番上まで登ると、美樹は目を閉じた。
みるみるうちに、美樹の身体から細かい光が溢れ出す。
「美樹・・・?」
呆然と、彩は美樹を見つめた。
悠の癒しとはまた違う感覚。
光の粒子は、どんどん人混みに吸い込まれていく。
美樹が目を開けた時には、防波堤全体を埋め尽くしていた人の群れは、徐々に帰っていく。