A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「当たり前だろ。あたし、この店大好きなんだから」
「その次のセリフは『せっかく美樹がここまで頑張ったんだから』だろ」


 からかうように諒が言った。
 やかましい、と言い返す彩。


「もうおまえら、うるさいからあっちに帰れ」
「俺達がいなくなると、寂しいんだろ」


 悠はそう言ってカウンターに座ると、新聞を読み始め。
 そしてしみじみと呟く。


「あの時の彩、素直で可愛かったなぁ・・・」
「やめろ悠、その話はっ!」


 この話は一生、ネタに使われるのではないかと思う彩。
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