A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「ごめん。でも分かりやすいかなって思ってさ」
「私・・・オバケなんて一度も見たことないし・・・」
「うん。アヤカシはね、オバケよりも少し、タチが悪いんだ」
そんな悠の言葉を聞きながら、美樹はさっきの戦闘を思い出していた。
一瞬一瞬の攻防戦。それは明らかに遊びではなく、本気の戦闘のように感じた。
「あれはね、人間に悪さをするんだよ。人間にとり憑いて、悪さをする」
「・・・悪さ?」
「そう。そうなったら、人間なんて簡単に死んじゃう」
まるで他人事のように、悠は言った。
本当はもっと真剣で怖い話なのだろうが、悠のおっとりとした口調は、どこか小さい頃に聞いた昔話のようだ。
だからつい、聞き入ってしまう。
「だからね、俺たちはそれを阻むために、ああやってオバケ退治を仕事としてるんだ」
簡単に納得できる訳ではなかったが、美樹は頷いた。
後ろで、彩が険しい表情のまま、口を開く。
「美樹。もっと何か聞きたいこととかないのか?」
「え?」
「それで、はいそうですか、って納得できる?」
そんなことはない。
でも、質問らしい質問が何にも思い付かないのだ。
あまりにも、非現実的すぎて。
「私・・・オバケなんて一度も見たことないし・・・」
「うん。アヤカシはね、オバケよりも少し、タチが悪いんだ」
そんな悠の言葉を聞きながら、美樹はさっきの戦闘を思い出していた。
一瞬一瞬の攻防戦。それは明らかに遊びではなく、本気の戦闘のように感じた。
「あれはね、人間に悪さをするんだよ。人間にとり憑いて、悪さをする」
「・・・悪さ?」
「そう。そうなったら、人間なんて簡単に死んじゃう」
まるで他人事のように、悠は言った。
本当はもっと真剣で怖い話なのだろうが、悠のおっとりとした口調は、どこか小さい頃に聞いた昔話のようだ。
だからつい、聞き入ってしまう。
「だからね、俺たちはそれを阻むために、ああやってオバケ退治を仕事としてるんだ」
簡単に納得できる訳ではなかったが、美樹は頷いた。
後ろで、彩が険しい表情のまま、口を開く。
「美樹。もっと何か聞きたいこととかないのか?」
「え?」
「それで、はいそうですか、って納得できる?」
そんなことはない。
でも、質問らしい質問が何にも思い付かないのだ。
あまりにも、非現実的すぎて。