A-YA-KA-SHI☆バスター!!
美樹がぶんぶんと首を横に振ると、彩も首を傾げて。
「そうかなぁ。美樹があの場所に住むようになってから、どういう仕掛けかアヤカシが現れる回数が少なくなってきてるからな。その代わり、さっきの奴みたいに強いのには関係ないみたいだけどね」
「あの人・・・そんなに強いの?」
果たして、あれを“人”と呼んでいいのかは疑問だが。
「あたしなんてきっと太刀打ち出来ないな。こんな真っ昼間からノコノコ出てくるなんて、間違いなく悠とか諒クラスだもん」
彩はそう言って苦笑した。
そして暫く、何かを考えるように黙りこむ。
「今日はあいつら、帰ってこないからなぁ」
「何処に行ったの?」
「いくらパワーがあるとはいえ、あいつらも不死身じゃないからね、何ヵ月に一回は、力を蓄えないと実体化してらんないんだよ」
「じゃあ、二人は・・・」
「だから、今この世界の何処にも、あいつらはいないんだ。時間の感覚もこっちと違うから、正直言って、今度いつ帰って来るか分からないけどね」
それで、彩は今朝あんなに嫌がっていたのか。
美樹は妙に納得する。
「そうかなぁ。美樹があの場所に住むようになってから、どういう仕掛けかアヤカシが現れる回数が少なくなってきてるからな。その代わり、さっきの奴みたいに強いのには関係ないみたいだけどね」
「あの人・・・そんなに強いの?」
果たして、あれを“人”と呼んでいいのかは疑問だが。
「あたしなんてきっと太刀打ち出来ないな。こんな真っ昼間からノコノコ出てくるなんて、間違いなく悠とか諒クラスだもん」
彩はそう言って苦笑した。
そして暫く、何かを考えるように黙りこむ。
「今日はあいつら、帰ってこないからなぁ」
「何処に行ったの?」
「いくらパワーがあるとはいえ、あいつらも不死身じゃないからね、何ヵ月に一回は、力を蓄えないと実体化してらんないんだよ」
「じゃあ、二人は・・・」
「だから、今この世界の何処にも、あいつらはいないんだ。時間の感覚もこっちと違うから、正直言って、今度いつ帰って来るか分からないけどね」
それで、彩は今朝あんなに嫌がっていたのか。
美樹は妙に納得する。