A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「もし私が“鍵”みたいなものだとしたら、店から離れない方がいいんじゃないかな」
「どういうこと?」
彩は聞き返す。
上手く説明は出来ないが、何となくそんな気がして。
今朝、悠と諒はあの場所から出かけたのだから。
あの場所は、力が沸き出すパワースポットだと言っていた。
「悠くんも、諒くんも、きっと気付いてくれるよ」
「バカ。悠と諒も、こっちにはいないって言ったろ。戻ってくる保障はないんだ」
それにさ、と彩は続けた。
「今あたし達が店に戻ったら、あいつ、追い掛けて来て全部壊すかも知れない」
ただでさえ、実体化する程の力を持った敵なのだ。
「でも、わたしにも何か出来ることがあるかも知れない」
確信はない。
だけど、脳内のずっと奥底に、見えない何かが小さく光って・・・美樹を導いているような気がして。
このままじゃ、彩がどうにかなってしまいそうで。
『あいつ、放っておくと消えそうだから』
悠のそんな言葉が、美樹の脳裏をよぎる。
そんなの・・・それだけは、絶対に、嫌だ。
真剣にこっちを見つめる美樹の表情に、彩は少し考えこむ。
「どういうこと?」
彩は聞き返す。
上手く説明は出来ないが、何となくそんな気がして。
今朝、悠と諒はあの場所から出かけたのだから。
あの場所は、力が沸き出すパワースポットだと言っていた。
「悠くんも、諒くんも、きっと気付いてくれるよ」
「バカ。悠と諒も、こっちにはいないって言ったろ。戻ってくる保障はないんだ」
それにさ、と彩は続けた。
「今あたし達が店に戻ったら、あいつ、追い掛けて来て全部壊すかも知れない」
ただでさえ、実体化する程の力を持った敵なのだ。
「でも、わたしにも何か出来ることがあるかも知れない」
確信はない。
だけど、脳内のずっと奥底に、見えない何かが小さく光って・・・美樹を導いているような気がして。
このままじゃ、彩がどうにかなってしまいそうで。
『あいつ、放っておくと消えそうだから』
悠のそんな言葉が、美樹の脳裏をよぎる。
そんなの・・・それだけは、絶対に、嫌だ。
真剣にこっちを見つめる美樹の表情に、彩は少し考えこむ。