A-YA-KA-SHI☆バスター!!
力の差がこんなにも歴然としているのだから、今ここで2人してやられるよりは。
「そうだな・・・賭けてみるか」
思い直して、彩は言った。
このままでは、美樹も危ない。
それならば、美樹だけでもここから逃がした方がいい。
「こいつはあたしが引き付けておく。だから美樹、あんたは走って店に戻る」
「え? ・・・彩は?」
「言っただろ。大事な店、壊されちゃたまんないからね」
「でも」
また言い返そうとした美樹を、彩はふっと笑顔を作って見返した。
「美樹。あたしは“いなくならない”から。だから美樹が、この状況を打開する『鍵』なんだよ」
いなくならない。
この言葉が、これだけ嬉しく感じたのは、生まれて初めてだった。
美樹は、彩に笑いかける。
腕の痛みは、消えないけれど。
「うん、うまくいくかはわからないけど・・・」
「大丈夫。きっと上手くいくよ」
美樹は頷く。
少し目配せして、タイミングを見計らって美樹が少し後退りする。
「そうだな・・・賭けてみるか」
思い直して、彩は言った。
このままでは、美樹も危ない。
それならば、美樹だけでもここから逃がした方がいい。
「こいつはあたしが引き付けておく。だから美樹、あんたは走って店に戻る」
「え? ・・・彩は?」
「言っただろ。大事な店、壊されちゃたまんないからね」
「でも」
また言い返そうとした美樹を、彩はふっと笑顔を作って見返した。
「美樹。あたしは“いなくならない”から。だから美樹が、この状況を打開する『鍵』なんだよ」
いなくならない。
この言葉が、これだけ嬉しく感じたのは、生まれて初めてだった。
美樹は、彩に笑いかける。
腕の痛みは、消えないけれど。
「うん、うまくいくかはわからないけど・・・」
「大丈夫。きっと上手くいくよ」
美樹は頷く。
少し目配せして、タイミングを見計らって美樹が少し後退りする。