A-YA-KA-SHI☆バスター!!
だが、一刻も早く帰って、今の状況を何とかしないと。
どうしてこんな時に限って、悠も諒もいないんだろう。
いや、もしかしたら相手はそれを見越して、わざとこのタイミングで襲ってきたのかも知れない。
色々なことが頭の中を巡る。
店が見えてきた。
もう少し走れば。早く・・・早く!
「・・・!?」
美樹は店の方を見た。
また、景色が歪んで見えている。
しかも店全体が、薄いもやのようなもので包まれていた。
「なんだろう・・・?」
走りながらも、美樹は何か嫌な気配を感じていた。
そして、その気配は。
(・・・後ろ?)
立ち止まって、振り返る。
そこには、あの女が立っていた。
まだ息があがっている。
彩はどうしたのか・・・まさか。
『・・・鍵・・・』
女は美樹の方へ手をのばした。
思わず一歩、後ずさる。
心臓が跳ね上がる。
だが美樹は胸に手を当て、アヤカシを睨み付けて、息を整えた。
今、自分に出来ること・・・戦う力も何もないけれど。
簡単にやられる訳にはいかない。
彩も、全力で戦ってくれたのだ。
意地でもこの状況をどうにかしてやる。
どうしてこんな時に限って、悠も諒もいないんだろう。
いや、もしかしたら相手はそれを見越して、わざとこのタイミングで襲ってきたのかも知れない。
色々なことが頭の中を巡る。
店が見えてきた。
もう少し走れば。早く・・・早く!
「・・・!?」
美樹は店の方を見た。
また、景色が歪んで見えている。
しかも店全体が、薄いもやのようなもので包まれていた。
「なんだろう・・・?」
走りながらも、美樹は何か嫌な気配を感じていた。
そして、その気配は。
(・・・後ろ?)
立ち止まって、振り返る。
そこには、あの女が立っていた。
まだ息があがっている。
彩はどうしたのか・・・まさか。
『・・・鍵・・・』
女は美樹の方へ手をのばした。
思わず一歩、後ずさる。
心臓が跳ね上がる。
だが美樹は胸に手を当て、アヤカシを睨み付けて、息を整えた。
今、自分に出来ること・・・戦う力も何もないけれど。
簡単にやられる訳にはいかない。
彩も、全力で戦ってくれたのだ。
意地でもこの状況をどうにかしてやる。