A-YA-KA-SHI☆バスター!!
だが戦闘回数を重ねるごとに、彩は自分の力を使いこなせるようになり、そしてその力は少しずつ強力になっていき。
――その日も、悠と諒がいない日だった。
何かあったら、すぐ戻ると言い残して。
異変を感じたのは、まだ陽が暮れたばかりの時間だった。
いつもは夜中にアヤカシの気配を感じるのだが、今回は時間がやけに早い。
ただ、彩には1つの確信があった。
この気配は、間違いなくあの時河川敷にいた子供の姿をしたアヤカシ。
この頃には、彩の両親も、悠と諒が何者なのか、彩の力がどんなものなのか理解していた。
悠と諒がいないから、出掛けてはならないと言う両親。
だが、気配を感じる事が苦手な彩にも容易に分かるくらい、あのアヤカシは挑発的にこっちを誘っている。
場所は、あの河川敷。
引き留める両親を振り切って、彩は外に出る。
「そもそも、それがあたしの・・・浅はかな行動だった」
この前やられた事を、まだ根にもっていた。
――その日も、悠と諒がいない日だった。
何かあったら、すぐ戻ると言い残して。
異変を感じたのは、まだ陽が暮れたばかりの時間だった。
いつもは夜中にアヤカシの気配を感じるのだが、今回は時間がやけに早い。
ただ、彩には1つの確信があった。
この気配は、間違いなくあの時河川敷にいた子供の姿をしたアヤカシ。
この頃には、彩の両親も、悠と諒が何者なのか、彩の力がどんなものなのか理解していた。
悠と諒がいないから、出掛けてはならないと言う両親。
だが、気配を感じる事が苦手な彩にも容易に分かるくらい、あのアヤカシは挑発的にこっちを誘っている。
場所は、あの河川敷。
引き留める両親を振り切って、彩は外に出る。
「そもそも、それがあたしの・・・浅はかな行動だった」
この前やられた事を、まだ根にもっていた。