続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~
故に、今年は難を逃れるべく、週末はバイトがあるから帰れないと言い訳をし、泣く泣く雅に会うのを諦めた。

だが、ひな祭りは嫌だが、誕生日まで一人ももっと嫌だ。

やはり誕生日には雅と過ごしたいと思った俺は、既に高校の卒業式を待つだけの雅を呼び寄せることにした。

雅も春から大学生。

俺と同じではないが、割と近い女子大に通うことになる。

4月からは俺達の新婚生活…もとい、同棲生活が始まるのだ。

もちろん、両親には公認で♪

もうすぐ一緒に暮らすと思うとテンションも上がり、少しずつ雅と過ごす事を意識しながら生活してしまう。

マグカップ一つ見ても、同じものをもう一つ買っておこうと思ってしまうのだから、自分でも浮かれていると思う。

< 105 / 115 >

この作品をシェア

pagetop