続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~
一人暮らしのアパートに、恋人と二人。

最後に会ったのは雅の誕生日のバレンタインだったから、2週間ぶりの再会だ。

もうすぐ、あの笑顔を見ることが出来る。

もうすぐ、あの細い身体を抱きしめることが出来る。

もうすぐ、あの柔らかな唇を堪能できる。

もうすぐ……。

その先を考えると、自然に頬が緩むのは否めない。

え?何を考えているって?

この先は余り大きな声では言えないが、まぁ、2週間ぶりの甘い夜を過ごすことができるって事だ。

俺のテンションも上がらないほうがおかしいってもんで、必要以上にベッドメイキングに力が入ってしまう。

誤解するなよ? 下心ではなく、雅にロフトのベッドを譲ってやる為だからな?

そりゃ、雅が一緒に寝て欲しいって言えば、話は別だけど…なぁ?


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